AI時代、私たちが立ち止まって問うべき「未来の問い」

いま、何が当たり前になってきているの?

数年前まではSF映画の中だけの存在だった人工知能、通称「AI」。今や、文章の要約や画像生成、さらにはプログラミングまで、AIが人間の仕事をサポートする時代がやってきました。

でも、ふと考えてみませんか?

「AIが当たり前になった時代に、人間が学ぶべきことって何だろう?」

これは、IT人材を育てる私たちにとって、とても大切な問いです。


AI時代における「学び直し」の本質とは?

単なるスキルではなく「姿勢」が問われる

今後は、ツールとしてのAIの使い方を教えるだけではなく、
「AIとどう向き合うのか?」という姿勢や哲学も、教育の中で扱うべきです。

たとえば…

  • AIに任せる判断人間がするべき判断の違いを理解できること
  • 「答えを探す」のではなく、「問いを立てる力」を育てること
  • 失敗を恐れずに試行錯誤する「創造的なマインド」を養うこと

まさに、「正解を出す力」から「問いを立てる力」へのシフトです。


未来をつくるヒントは、もう始まっている!

実際の事例から学ぶ

たとえば、ある中小企業では、社員全員が「ChatGPTを使った業務効率化アイデア」を月1で提案する制度を導入し、事務作業の時間が平均30%短縮されたそうです。ここでは、AIの使い方を学ぶことが目的ではなく、「AIをどう活用するかを自分で考える」ことに重点が置かれていました。

また、ある高校では、生徒にAIと一緒に小説を書く授業を取り入れました。AIが生み出した物語をもとに、「なぜこのストーリーは人間らしくないのか?」を議論し、創造力と思考力を育てていたのです。(ちなみに当社の研修でも、同じような取り組みを行っています!)


これからの人材育成、注目の3つの視点

視点意味未来へのヒント
共創力AIと人が「一緒に創る力」デザインやアイデア発想力が重要に
問題発見力課題に気づき、問いを立てる力AIは答えられるけど、問いは出せない
倫理観AI活用時のモラルと責任意識情報操作やバイアスの理解も不可欠

ほんわかねこエピソード:我が家のAI先生

ある日、我が家のにゃんこ「みけ」が私のノートパソコンに乗ってきて、ChatGPTが開いたままになっているのをじーっと見つめていました。

「もしかして、AIに質問しようとしてる…?」

なーんて思いながら、ちょっと面白半分に「ねこの気持ちを知る方法」と入力すると、「猫は鳴き声やしっぽの動きで感情を表現します」って真面目に返答されて、吹き出しちゃいました(笑)

にゃんこですらAIに学ぼうとしてる時代、人間はもっと頑張らなくっちゃ!(๑•̀ㅂ•́)و✧


まとめ:未来のために、いま立ち止まって問うこと

これからのAI時代、IT人材育成に携わる私たちが真に問うべきことは…

「どんな未来を、誰と、どのように創りたいのか?」

この問いを軸に、技術を教えるだけでなく、「考える力」「感じる力」「つながる力」を育てる教育を設計していきましょう。


今後の学習の指針

  • AIツールを使う技術だけでなく、AIに何をさせるかという判断力を育てるカリキュラムを検討しましょう
  • 受講者自身がAIと共に何を創りたいかを考えるワークを取り入れましょう
  • 他業種の事例を研究し、多様な視点から学べる教材を増やしていきましょう

未来は、私たちの問いかけから始まります。
さあ、どんな問いを立ててみたいですか?🌱✨


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投稿者プロフィール

田渕講師
田渕講師
セイ・コンサルティング・グループ株式会社専務取締役
IT企業向け人材育成研修歴業界歴20年以上
キャリアコンサルタント・産業カウンセラー
アンガーマネジメントファシリテーター、コンサルタント
ハッピーな人生を送る秘訣は「何事も楽しむ!」ことにあり。
一期一会を大切に、そして楽しく笑顔になる研修をミッションに!