JavaのArrayListメソッド完全ガイド:新人エンジニア必見!

こんにちは。ゆうせいです。

今回は、JavaのArrayList(アレイリスト)の基本から、よく使うメソッドまでを丁寧に紹介します。新人エンジニアの皆さんにとって、ArrayListは避けて通れない超重要クラスです。

配列(Array)と似ているけど、「伸び縮みする」「便利な操作がいっぱいある」そんなArrayListの魅力と活用方法を、たくさんの例と一緒に解説していきます。


ArrayListって何?

普通の配列とどう違うの?

Javaの配列(Array)は、一度サイズを決めたら変更できません。でもArrayListは、データの追加・削除が自由自在

例えるなら、

  • 「配列」は文房具がぴったり入ったペンケース。
  • 「ArrayList」はどんどん詰め込めるファスナー付きポーチ。

つまり、柔軟性が圧倒的に違うんですね。


ArrayListの使い方の基本

import java.util.ArrayList;

ArrayList<String> fruits = new ArrayList<>();

これで「文字列を入れるArrayList」が完成!


よく使うArrayListのメソッド10選

1. add():要素を追加

fruits.add("りんご");
fruits.add("バナナ");

fruitsには["りんご", "バナナ"]が入ります。

2. get():特定の位置の要素を取得

String item = fruits.get(0);
System.out.println(item); // りんご

配列と同じく、インデックスは0からスタートです!

3. set():特定の位置の要素を上書き

fruits.set(1, "みかん");

→ ["りんご", "みかん"]になります。

4. remove():要素を削除

fruits.remove(0);

→ ["みかん"]になります。

5. size():要素数を取得

System.out.println(fruits.size()); // 1

配列のlengthと違って、メソッドで取得するのがポイント。

6. clear():すべて削除

fruits.clear();

→ 空っぽのArrayListに。

7. isEmpty():空かどうか調べる

System.out.println(fruits.isEmpty()); // true

8. contains():要素が存在するか?

System.out.println(fruits.contains("りんご")); // false

リストの中にあるか一発チェック!

9. indexOf():要素の位置を調べる

fruits.add("りんご");
System.out.println(fruits.indexOf("りんご")); // 0

存在しない場合は -1 が返ります。要素が複数ある場合は一番左の要素の位置が返ります。

10. forEach()forで繰り返し

for (String fruit : fruits) {
    System.out.println(fruit);
}


メリットとデメリット

項目内容
メリットサイズが自由、便利な操作が豊富、柔軟性が高い
デメリット配列より少し遅い、メモリを多めに使う場合もある

よくあるエラーと対処法

IndexOutOfBoundsException

fruits.get(10);

→ 存在しない場所を指定すると**例外(エラー)**になります。

対策size()で要素数を確認してから操作しましょう!


今後の学習のヒント

  • LinkedListとの違いも学ぼう!
  • ArrayListを使ったソートや検索も練習しよう!
  • Javaのコレクションフレームワーク全体を俯瞰しよう!

「まずはArrayListを極める」ことから始めれば、Javaでのデータ操作が一気に楽になりますよ。

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投稿者プロフィール

山崎講師
山崎講師代表取締役
セイ・コンサルティング・グループ株式会社代表取締役。
岐阜県出身。
2000年創業、2004年会社設立。
IT企業向け人材育成研修歴業界歴20年以上。
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