【初心者向け】PythonのList・Tuple・Set・Dict完全チートシート!使い分けと基本操作を徹底解説


こんにちは。ゆうせいです。
Pythonを使い始めると、まずぶつかるのが**「データをどうやってまとめて扱えばいいの?」**という疑問。

そんなときに登場するのが、List(リスト)・Tuple(タプル)・Set(セット)・Dict(辞書)という4つの基本的なデータ構造です。

それぞれの特徴や使い分け、よく使う操作を一気にまとめた「チートシート」をご紹介します!
まずは、ざっくりと4つの違いを比較してみましょう。


4つのデータ構造の違い【一覧表】

構造読み方中身の変更順番の保証重複の可否使いどころ
Listリストできるある(順番通り)重複OK順序が大事で変更もしたいとき
Tupleタプルできないある(順番通り)重複OK値を固定したいとき、処理速度を上げたいとき
Setセットできるなし(順不同)重複NG重複を除きたいとき
Dictディクト(辞書)値の変更OKある(Python3.7以降)キーは重複NGキーと値のペアを扱いたいとき

List(リスト)〜順番通りに何でも入る便利箱〜

作り方と基本操作

fruits = ['apple', 'banana', 'orange']

要素の取り出し:

print(fruits[0])  # 'apple'

要素の追加:

fruits.append('grape')  # 最後に追加

要素の削除:

fruits.remove('banana')  # 'banana'を削除

JavaやC#などの言語を学んだ方にもListや配列という名前でおなじみのデータ構造です。

リストはこんなとき便利!

たとえば「買い物リスト」や「学生の点数一覧」など、順番が大事で、あとから追加や削除をしたいときに最適です。


Tuple(タプル)〜絶対に変わらないデータを守る箱〜

作り方と基本操作

coordinates = (35.6895, 139.6917)

要素の取り出し:

print(coordinates[1])  # 139.6917

変更しようとすると…

coordinates[0] = 40.0  # エラーになる!

タプルが活躍する場面

「緯度・経度」や「RGBの色データ」など、一度決めたら変更しない値の組み合わせにぴったりです。


Set(セット)〜重複いらない!スッキリコレクション〜

作り方と基本操作

colors = {'red', 'green', 'blue', 'red'}
print(colors)  # {'red', 'green', 'blue'}(重複なし)

要素の追加・削除:

colors.add('yellow')
colors.discard('green')

集合演算:

a = {1, 2, 3}
b = {3, 4, 5}
print(a & b)  # {3}(共通部分)
print(a | b)  # {1, 2, 3, 4, 5}(和集合)

JavaやC#でいえばHashSetに当たります。

セットが便利なシーン

「重複チェック」「共通項の抽出」などに抜群!例えば、同じ名前の人を省きたい名簿作成などに役立ちます。


Dict(辞書)〜名前付きデータを管理する最強の箱〜

作り方と基本操作

student = {
    'name': 'Taro',
    'age': 18,
    'score': 92
}

値の取得:

print(student['name'])  # 'Taro'

値の変更・追加:

student['score'] = 95
student['grade'] = 'A'

キーと値のループ処理:

for key, value in student.items():
    print(f'{key}: {value}')

Javaでは、HashMap、C#ではDictionaryと呼ばれるデータ構造です。

ディクトの使いどころ

辞書は「名前→電話番号」や「ID→プロフィール情報」など、何かの“名前”でデータを引き出したいときにぴったり!


操作チートシート(まとめ)

操作内容ListTupleSetDict
要素の追加append()不可add()dict[key] = value
要素の削除remove()不可discard()del dict[key]
要素の取得list[i]tuple[i]イテレーションdict[key]
要素の更新list[i] = x不可不可(削除→追加)dict[key] = new_value
イテレーションfor x in listfor x in tuplefor x in setfor k, v in dict.items()

h2: 今後の学習の指針

いかがでしたか?
List・Tuple・Set・Dictは、Pythonでデータを扱ううえで欠かせない4本柱です。

次のステップとしては:

  • 実際にこれらを使った簡単なアプリやデータ処理を作ってみる
  • ネスト構造(リストの中に辞書、辞書の中にリスト)にチャレンジする
  • pandasやNumPyといった外部ライブラリとの使い分けにも目を向けてみましょう

分からないところがあれば、また気軽に聞いてくださいね。
一緒にPythonマスターへの道を進んでいきましょう!

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投稿者プロフィール

山崎講師
山崎講師代表取締役
セイ・コンサルティング・グループ株式会社代表取締役。
岐阜県出身。
2000年創業、2004年会社設立。
IT企業向け人材育成研修歴業界歴20年以上。
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